かつて毎日のように一緒に遊んでいた近所の子どもたち。成長とともに顔を合わせる機会は減りました。ところがある日、久しぶりに出会った子の姿に、友人は驚いて……。友人が、体験談を語ってくれました。
まるで兄弟! ご近所の子どもたち
家の近所には、息子と同じ年頃の男の子が何人もいます。
小さいころは、外に出れば必ず誰かがいて、遊び相手に困ることはありませんでした。
砂場遊びに虫とり、ボール遊びにかくれんぼ。あのころは、ケンカしてはすぐ仲直りして、みんなまるで兄弟のように育ってきました。
けれど、いつの間にか幼稚園や保育園が別になり、小学校では学年が違うと、自然と顔を合わせることがなくなっていきます。
親同士も、挨拶くらいはするけれど、あのころのように世間話をすることは減っていきました。
久しぶりに再会したYくん
そんなある日、久しぶりにご近所の中学生、Yくんとばったり道で会いました。
息子と同い年で、かつては毎日のように一緒に遊んでいた仲です。
「こんにちは」と声をかけると、Yくんは少し恥ずかしそうに「どうも」と会釈。
ふと見ると、彼は野球のユニフォーム姿。グローブを持ち、帽子をかぶって、すっかり少年の顔になっていました。