筆者の友人A子さん夫婦はお小遣い制にしていたそうですが、飲み会代をめぐってある事件が。まさかの真相に、開いた口が塞がりません。
お小遣い制で文句なし
A子さんは夫婦二人暮らし。
共働きで支払いを分担し、貯金をした上でお小遣いは毎月決まった額にしていました。
しかし会社や友人との急な飲み会に関しては、別途家計費から支払っていたのです。
夫は特に飲み会が多く、A子さんは「付き合いと趣味に使うお金を一緒にしたら可哀想だ」と思い、毎回別途支払ってあげていました。
それに対して夫も感謝していたので、特に不満はなかったのですが……。
もしかして、不倫してる?
ある日を境に、急に夫の飲み会の頻度が増えたのです。
明らかに不自然な増え方に、A子さんは不倫を疑い始めてしまいました。
スマホを覗こうにもパスワードが分からなかったので、思い切って夫を尾行することにしたのです。
夫が飲み会だと言う日に、A子さんは仕事を早上がり。
そして夫の会社前で待ち伏せしていました。
定時で出てきた夫を見つけたので、バレないように尾行開始!
しかし同僚の姿はなく、夫は一人きりでまっすぐ駅へ向かって行ったのです。
「会社の飲み会じゃない、絶対不倫だ!」
A子さんは震えが止まりませんでしたが、肝心の相手の女性は来ません。
夫はコンビニに入り、そのまま何故か公園へ入って行ったのです。
怪しすぎる行動だけど、相手は来ないの?
夫はベンチに座ると、一生懸命携帯をいじっているではありませんか。
「不倫相手を公園に呼び出すのかも」と思っていましたが、一向に相手が来る様子がありません。
夫はコンビニで買った酒を数本あけ、立ち上がるとそのまま駅のほうへ向かって行ってしまいました。
しびれを切らしたA子さんは、夫を呼び止めました。
夫はかなり驚いていましたが、実は夫の行動の理由は……。
ありえないし最悪すぎる
夫はゲーム課金にハマっていて、自分の小遣いを使うのが勿体ないと思ったそうです。
そして飲み会のフリをしたら、家計のお金が貰えるので、それを課金に当てていたのだとか。
夫の行動に怒りを感じたA子さん。それ以降は、飲み会も全てお小遣いのみでやりくりしてもらうことにしました。それから数ヶ月は大人しかった夫ですが、しばらくすると「お小遣いだけで飲み会はきつい」と愚痴をこぼす始末です。
あの日の夫の裏切り行為は、決して許せるものではありません。しかし、この一件を通じてA子さんたちは夫婦として、お金の使い方やお互いの信頼関係について、もう一度真剣に向き合うことができました。夫婦の信頼関係はお金の問題だけでなく、嘘をつかないという誠実さの上に成り立つものなのだと、改めて痛感しているそうです。
【体験者:30代_女性OL、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。