筆者の知人・モナさん(仮名)は、義母が毎回持参する「お下がりの洋服」に頭を抱えていました。色あせたニットや古びたスカート、独特なにおいも気になって。しかしその正体を知った時、背筋が凍ったモナさんの実話です。

義母の親切

「若い子にはこういうのが似合うのよ」

義母が訪れるたびに、そう言いながら持参するのは“お下がりの洋服”でした。

「まだ着れるから!」とニットやスカートを、笑顔で差し出してくれます。

最初は「ありがとうございます」と受け取っていたモナさん。

しかしどの洋服もすでに着られるような物ではなく、義母の気持ちは嬉しいけれど、正直なところ迷惑に感じ始めていたのです。

どこか違和感のある古着たち

というのも、義母が持ってくる洋服にはある共通点がありました。

どれもセンスが古く、ほつれやシミが目立つ物ばかりだったのです。

そしてなにより、独特なにおいが気になっていました。

「なぜこんなボロボロの服ばかり……?」

モナさんの疑問は日に日に募っていきます。

中古だとしても、あまりにも状態が悪すぎる。

でも嫁の立場で、直接聞くわけにもいきません。

モナさんのストレスは溜まる一方でした。