「自分だけ違うシャンプーを使うなんて」と文句を言う義母
私は30代のパート主婦です。これは旦那の実家で、義両親と同居していた時の話です。義両親は「嫁は夫とその家族に尽くすべき」という考えを持っており、特に義母はことあるごとに嫌味を言ってくるので、私は肩身の狭い思いをしていました。
幸い、パートに出ることは反対されなかったので、パート代で自分の欲しいものを購入することはできました。私がパート代で必ず購入していたのが、自分用のシャンプーです。義実家でみんなが使っているシャンプー類が、私の髪に合わなかったため、自分の好きなシャンプーを買って、個別に使っていたのです。
ただ、義母に見つかると何を言われるかわからないため、バスルームには置かないようにしていたのですが、ある日うっかり置き忘れてしまい、義母に見つかってしまいました。
案の定「自分だけ違うシャンプーを使うなんて、贅沢な嫁だこと!」と嫌味を言われましたが、「自分のパート代で買っていますので」と答えると、それ以上は何も言ってきませんでした。しかしその後、そのシャンプーをめぐり、ありえない事件が起きてしまったのです。
自分用のシャンプーに異変が。呆然とする私に、義母がニヤニヤしながら……
ある日お風呂に入ろうとした時、いつも自分用シャンプーを置いている棚から、シャンプーがなくなっていることに気付きました。探しても見つからないので「今日はお風呂場のシャンプーを使おう」とお風呂に向かうと、なぜか私のシャンプーがお風呂場に置いてあります。
嫌な予感がして中身を出してみると、シャンプーは水で薄められ、シャバシャバになっているではありませんか。呆然としていると、後ろから「中身が少なくなっていたから、水で増やしておいたよ」と声が。
振り向くと、ニヤニヤしながら義母が立っていました。シャンプーの中身は半分以上残っていたはずなので、「これは明らかに嫌がらせだ」と感じました。
それまで義母の嫌味攻撃に散々耐えてきましたが、これにはさすがに我慢の限界を感じた私。その日の晩、旦那に「これ以上実家で同居を続けるなら離婚する」と宣言したのです。
そのおかげで同居を解消できて、今はのびのびと暮らせています。今となれば「なんであんなに我慢していたんだろう」と思うし、もっと早く別居したいと旦那や周りの人に相談すれば良かったと思っています。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnコラムニスト:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。