結婚式の集合写真は一生の思い出に残る写真ですよね。新郎新婦だけではなく、一緒に写る家族にとっても、後で見返したくなる大事な写真であることに変わりはありません。今回は義妹の大切な集合写真を撮影する際に、信じられない嫁いびりをされた経験のある筆者の知人、Uさんのお話です。
折り合いの悪いお姑さん
Uさんは当時結婚5年目。
旦那さんとは仲良くしていますが、義実家との折り合いはいまいち良くありません。
というのもUさんが旦那さんより年上という理由だけでお姑さんがよく思っておらず、結婚の挨拶に行った際も「もう少し若いお嫁さんが良かったんだけど」と言われてしまったのです。
結婚式でもお姑さんは終始ブスっとしていましたし、それから親戚の法事などでも「年上の嫁」と皮肉たっぷりに紹介されたり、年末年始の帰省でもなんだかんだ嫌味を言われることが続いています。
そのためUさんはよっぽどの用事がない限り義実家には顔を出さなくていいと旦那さんに言われていました。
しかしある年、旦那さんの妹が結婚することになり、旦那さんと一緒に招待されたUさんはふたたびお姑さんと顔を合わさざるを得ない状況に。
義妹の結婚式で……
「Uさん、お久しぶりね」
「お義母さんお久しぶりです」
さすがに義妹の結婚式でお姑さんはUさんに嫌味を言うことはありませんでしたが、2人とも笑顔もなく軽い挨拶を済ませました。
義妹の結婚式は華々しく執り行われ、ウエディングドレス姿の義妹は友人たちや親戚と写真を撮っています。
「もうすぐ家族写真撮るって。その前にトイレ行っとこうかな」
「あ、じゃあ私も」
義妹が友人たちと話している間に、Uさんは旦那さんと一緒にトイレへ。女子トイレは化粧直しをする女性客で混み合っており、少し時間がかかりました。