私の息子たちが小学生のころ、二人はいつも兄弟喧嘩をしていました。 些細なことで口論が始まり、次男が長男を叩き、長男が次男を叩き、次男が泣く……が、お決まりのパターン。
当時次男は小学生になったばかり。長男に比べるとまだまだ身体は小さく、「えんえん」と泣く姿は可哀想に見え、見ている大人の同情を誘います。「叩いちゃだめだよ」と私は二人に声をかけますが、どうしても小さい次男の方を「よしよし」と、優先的に慰めることが多かったです。