孫の誕生で祖父母がフィーバーするといった話はよく耳にしますが、中には孫に興味を持たない祖父母もいるようです。今回は、筆者の友人から聞いた孫にまつわるお話をご紹介します。
初孫フィーバーしない母
私は20代後半で結婚し、現在小学4年生になる一人娘を育てています。私は弟と二人姉弟で、当時弟はまだ独身だったため、私の娘が両親にとっての初孫にあたります。
初孫の誕生というと親は大喜びするものと思っていたのですが、娘が誕生したときの母の反応は少し冷めていて、思い描いていたのとは違いました。もちろん、お年玉をくれたりお食い初めなどの行事はしてくれたのですが、これまで娘の誕生日やクリスマスにプレゼントをもらったことはありません。
車で20分ほどの距離に住んでいますが、保育園や学校の行事に来てくれたこともありません。娘が大きくなるにつれ、だんだん興味を示さなくなっていったのです。
母に理由を聞いてみると……
一方で、義母は娘のことをとても可愛がってくれました。義実家は飛行機で行き来する距離なのですが、祖父母参観やピアノ発表会にも毎回足を運んでくれ、娘もそんな義母が大好きでした。
義母と母との温度差に悩んだ私は、母に「お母さんはあまり孫のことは可愛いと思わないの?」と疑問をぶつけてみたことがあります。すると、母は「私にとっては孫よりもあなたや弟のほうが可愛いの。申し訳ないけど孫はその次」とのこと。娘としては嬉しい言葉にも思えましたが、内心は複雑でした。