住宅街のど真ん中で花火をしていた高校生たち。注意すると軽くあしらわれたものの、近所の住人のひと言で空気が一変——。友人が、体験談を語ってくれました。

「お互い様」じゃ済まない夜の出来事

私の住む住宅街は、子育て世帯が多く、放課後は元気な子どもたちの声が響いています。

私にも小学生の子どもがいるため、「お互い様」の気持ちで、少々の騒がしさには目をつぶってきました。

でも、ある夏の夜の出来事は、ちょっと許容の範囲を超えていました。

突如、車の前に現れた“噴出花火”

その日、夫婦で車で外出した帰宅途中、家のすぐ近くの丁字路を右に曲がったときのことです。

目の前に突如、噴出花火の光が現れました。ギラギラと火花をまき散らし、それが道路のど真ん中に置かれていたのです。花火は地面に置き、上に向かって火花が噴き出すタイプのものでした。

私たちは車を停めるしかなく、花火が終わるまで数十秒、車内で立ち往生。道路は住宅街の中の通りで、住人や関係者しか使わないとはいえ、公共の道。

火花は広範囲に飛び散り、正直かなり危険でした。