若い女性を「ただの窓口」と見下した社外の男性。けれど実際、彼を動かしていたのはその彼女で――。友人が、体験談を語ってくれました。
映像制作で出会った噂の“ベテラン”
映像制作の仕事を担当していたときの話です。
社内に専門スキルを持つ人がおらず、外部のフリーランスAさんに撮影や編集を依頼することになりました。
Aさんは業界歴も長いベテランという噂で、社内の人の知人と紹介されました。
見下した態度と無視される指示
最初からAさんの印象はよくありませんでした。
私が話しかけると「それ今言うこと?」といつもイラ立ち気味の対応。やたらと高圧的な態度で、終始私を見下した話し方。
編集方針を伝えた際には、「そんなのあと」と不機嫌に返され、納品直前まで細かい確認ができず、何度も修正依頼する羽目に。
どうやらAさん、私のことを“ただの連絡係”だと思っていたようです。若くて女で、どうせ上司の指示を右から左に流してるだけ、ぐらいに思っていたのでしょう。
でも実際は、全体の企画からスケジュール、クライアントとのやりとり、予算管理まですべて私が主導して動かしていた案件。
Aさんはあくまで協力スタッフのひとりです。