筆者の話です。
結婚当初、義実家のことで悩んでいた私は、実家の母にたびたび愚痴をこぼしていました。
けれど母は決して義両親を悪く言わず、私を諫めるばかり。
その対応に、当時は少し寂しさも感じていました。
結婚当初、義実家のことで悩んでいた私は、実家の母にたびたび愚痴をこぼしていました。
けれど母は決して義両親を悪く言わず、私を諫めるばかり。
その対応に、当時は少し寂しさも感じていました。
義両親のことで悩む日々
結婚当初、生活習慣や価値観の違いから、義実家との関係に悩まされる日々が続きました。
しかし、誰にでも相談できることでもなく。
私は実家に帰るたび、母に思いの丈をぶつけていました。
「雨なのにお墓掃除に行けと言われたの。雨が止んでから行くと言ったら “傘をさせばできる”と返されて、結局ひとりで掃除したんだよ」
「 “高級寿司を食べに行こう”って誘われたのに、会計は私たちだった……」
理不尽だと感じた出来事を、私は母に次々と訴えました。
でも母は、決して悪く言わなかった
ところが、母はいつも静かにこう言うのです。
「夫くんの親だから、仕方がないね」
「大切にしてあげないとね」
一度たりとも、義両親を責めるような言葉は口にしません。
そんな母の姿に、「私の味方になってくれないんだ」と寂しさを覚えたこともあります。
けれど同時に「親がそう言うのだから、頑張るしかない」と自分に言い聞かせ、義実家との関係に向き合っていました。