モラハラ夫の浮気を知ったC子さん。
きっかけは不倫相手からのメールで、なんとその女性は妊娠していると言います。
心の崩壊とともに、夫への愛情が完全に冷めたC子さんは――?

「あなたなんか、もういらない! 」

結局、夫が相手の女性のもとに出向いて話をつけ、DNA鑑定は決行されました。
――案の定、夫はお腹の子の父親ではありませんでした。

弁護士に依頼し、女性には不貞慰謝料を請求しましたが、内容があまりに悪質だったため、相場よりも高額の慰謝料を勝ち取ることができました。

もちろん、夫に対しても同様に、離婚と慰謝料を求めました。
一切の感情を捨て、淡々とやるべきことを進める私は、静かな決意に満ちていました。
もう、夫に対しての想いは完全に消え失せていたのです。

いつもはあんなに偉そうなのに、土下座して「もう一度チャンスを」と懇願してきた夫。
こんな男と、どうしてもっと早く離れなかったんだろう。

「あなたなんか、もういらない!」
私は、離婚届を机に叩きつけました。

その瞬間、自分の中にあふれていたモヤモヤが、すっきりと晴れたように感じました。

これからは、自分のために

あれからしばらく経ちましたが、今はひとり暮らしを満喫しています。
自由な時間、誰にも否定されない生活、自分のためだけに使えるお金と気力。
かつての私が失っていたすべてを、少しずつ取り戻している気がします。

裏切られたことに変わりはありませんが、あの出来事がなければ、私は今も不毛な我慢を続けていたかもしれません。

今は清々しい気持ちでいっぱい、前向きな人生をエネルギッシュに謳歌しています。
これからは、誰かのためではなく、自分のために人生を楽しんでいこうと思っています。

【体験者:40代女性・フリーランス、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。