これは筆者が実際に体験した話です。
仕事と育児に追われる毎日で、幼稚園への登園はいつも自転車での猛ダッシュ。
そんなある日、4歳の息子が「歩いて行きたい」と言い出しました。
最初はただのわがままかと思った。
でもその言葉には、息子なりの深い想いが隠されていたのです……。
仕事と育児に追われる毎日で、幼稚園への登園はいつも自転車での猛ダッシュ。
そんなある日、4歳の息子が「歩いて行きたい」と言い出しました。
最初はただのわがままかと思った。
でもその言葉には、息子なりの深い想いが隠されていたのです……。
朝の登園は“自転車ダッシュ”が定番
朝はいつも時間との戦い。
仕事の準備に家事、そして4歳の息子の幼稚園送り。
そんな我が家の登園スタイルは、もっぱら「自転車でダッシュ」でした。
ある日、そんな息子が突然こう言ったのです。
「今日は歩いて行きたい」
「え? 間に合わなくなるよ! 早く乗って!」
私はつい、そう言って息子を急かしてしまいました。息子はしぶしぶ自転車に乗ってくれましたが……。
毎朝、自転車を嫌がるように……
その日を境に、息子は毎朝自転車に乗るのを嫌がるようになりました。
でも私の方はというと、朝は常にバタバタ。
仕事に遅れるわけにはいかず、なんとか言い聞かせて自転車に乗せる日々が続きました。
「幼稚園の送迎って、こんなに大変だったっけ?」と心の中で何度も思いながらも、流れるような日常に追われていたのです。