あれこれ不躾に質問され勝手に見下された態度を取られると、誰だって不快になりますよね。
今回は筆者の知人A子から聞いた、厄介なママ友エピソードをご紹介します。
ママ友付き合いの中での序列
私の娘が通う幼稚園では、一部のママ友たちによるいわゆる【ママカースト】と呼ばれるような、ママ友付き合いの中での序列が顕著に表れていました。
彼女たちは常に旦那さんの勤め先や収入、子どもたちの学力を争っている様子。
私や仲良しのママ友は特段気にしていなかったものの、陰でコソコソ言われているのが気になってはいました。
そのグループの頂点にいたのがママ友B美。そんなB美と私は同じマンションに住んでいます。
するとどこからか情報を集めたのか、ある日B美がニヤニヤしながら私に話しかけてきました。
B美「旦那さん、いつも家にいるようだけど在宅勤務なの?」
私「いいえ、違うけど」
B美「じゃあ主夫なのね(笑)」
勝手に見下されるように
【夫が在宅勤務でもないのに家にいる=無職の主夫】だと思い込んだ様子のB美。
それからは私や夫を見下すような発言ばかりされたのです。
「A子さんが働かないといけないなんてかわいそう~」
「私は夫が証券会社勤務だから大丈夫だけれど、あのマンションに住むのも大変よね」
はじめは愛想笑いで流していましたが、あまりにもマウントを取られ気分が悪くなった私。
A子やその取り巻きママたちのニヤニヤ嘲笑うような視線が煩わしく感じ、足早にその場を去りました。
急に態度を変えた!?
それから数日後、娘のお迎えに行くと、B美にばったり遭遇。するとB美はそれまでの態度を一変!
「あの時はひどいことを言ってごめんなさい」
「これからも仲良くしてね♡」
やたらと媚びを売ってきたのです。
どうやら私が来ることを待っていたようで、その後も過剰なまでにご機嫌取りをしてくるB美。
手のひら返しな態度を不思議に思っていましたが、そのあとのB美の一言ですべて納得しました。
媚びにはウンザリ
「旦那さん、株で大儲けって聞いたわ~すごいわね」
「今度儲かる株教えてよ♪」
そう、実は私の夫は専業投資家。
娘が生まれてすぐに、投資だけで生計をたてられるようになり、経済的に自立できるだけの基盤があったのです。
その話をどこからか聞いたのでしょうが、態度を一変して媚びてくるB美にはもうウンザリ。
それからは極力B美とは距離を置いたため、今は仲良しのママ友たちと平穏に過ごせています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。