忙しいワーママにとって、サポートしてくれる人の存在は大きいものです。今回は私の友人A子さんから聞いた、孫育てに超協力的な母にサポートしてくれる理由を聞き、思わず感動してしまった話を紹介します。

ワーママとして忙しい日々を送るA子

30代のA子は結婚・出産を経た今も新卒で入社した企業に勤めています。通勤時間が1時間半ほどかかるため、一時期転職も考えましたが踏みとどまることに。理由はやはりやりがいのある仕事と安定した給与でした。ありがたいことに会社の同僚や上司たちは、ワーママとして働くことの大変さを理解してくれています。しかし、それに甘えていけはいけないという考えの責任感の強いA子。そのため、いつも平日は育児や家事は夫と分担しながら、仕事にも全力投球です。

超協力的なA子母

義実家は飛行機の距離にあるので頼ることは不可能。A子の実家は車で1時間かからないほどの距離にあります。A子が出産後も仕事に全力投球できているのは、紛れもなく夫とA子母の献身的なサポートがあるからだと思っています。

A子の娘はまだ3歳です。体調不良で保育園から急遽呼び出しの電話がかかってくることも……。そういうときに限って、日帰り出張の日であったり大切な顧客訪問が入っていたりと、A子もA子の夫も仕事でどうしても抜けられないことも。そうと分かると、すぐさまA子の母は車を走らせ代わりにA子の娘を迎えに行ってくれます。気を利かせて、病院まで連れて行ってくれることも。

サポートしてくれる理由を聞くと……

A子の母は急遽来たときには簡単なものではありますが、A子宅の冷蔵庫の中にあるもので晩御飯を作っておいてくれたり、前もって来ることが決まっていれば作り置きのおかずを持参してくれるサポートぶりです。

A子は母になぜここまでサポートしてくれるのか聞いたことがありました。A子の娘は、母にとって初孫だったため、「孫がかわいいから」という言葉を予想していたのですが……。母から返って来た言葉は「かわいい自分の娘ががんばってるんだから、サポートするのは当たり前でしょ!」だったのです。

思わず感動するA子

母曰く、「もちろん孫はとてもかわいいけれど、やっぱり自分がお腹を痛めて産んだ子どもは、いくつになってもかわいい」らしいのです。自分の大切な娘が仕事に育児にバタバタな毎日を送っていると分かっているので、ついついサポートしたくなるとのこと。思わぬ母の言葉にA子は目頭が熱くなりました。

サポートしてくれる理由がもう一つ!

また、母の手料理をA子の夫が毎回べた褒めしてくれるのがとてもうれしく、「ついつい作ってあげたくなるのよ~(笑)」とも言っていました。自分はとても幸せ者だと感じ、心があたたかくなったA子でした。

自分の親が、孫と同じくらい娘である自分のことを大切に思ってくれていることが分かると、とてもうれしいですよね。サポートしてもらうばかりではなく、これからは親孝行もしていきたいですね。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。