私自身も、赤ちゃんが生まれた喜びに溢れる一方、体はボロボロでした。そんな時に面会に来た姑から思いやりのない言葉をかけられて……
今回は、筆者が出産直後に姑から言われた、ありえない一言についてご紹介します。
陣痛に耐え、娘を出産
第1子の出産予定日が近づいていたある日の夜中、私は「お印」と呼ばれる、陣痛の前触れの出血があったため、分娩予定の病院に連絡をしました。
「診せに来てください」とのことだったので病院に行くと、そこで陣痛が始まったのでそのまま入院することに。
初めての陣痛は、想像していたより大変でしたが、激しい痛みに耐えた末ようやく娘を出産。
生まれてきた娘はとても可愛かったのですが、私の体はボロボロでした。
しかしゆっくり休む間もなく、夫から孫誕生の連絡を受けた姑が面会にやって来たのです。
初孫にメロメロの姑
病室に入って来た姑は、さっそく初孫となる娘を抱くと「可愛いわね~」とメロメロの様子でした。
新生児特有の、微笑むような表情を見ては「もう笑ってるわ! なんて賢い子なんでしょう!」と大はしゃぎ。
「どれくらいで生まれたの?」と、姑は私のほうを向き陣痛時間を尋ねました。
私は幸いにも安産で、娘も比較的短時間で生まれてきたのですが、それを伝えると姑は、
「苦労せず産んだね~」と言ったのです。
さらにありえないことを言う姑
姑は娘をじっくり見ると、「これだけ小さい赤ちゃんなら産むのも楽だわ」とさらに追い打ちをかけるような一言を言いました。
確かに安産ではあったものの、出産は誰でも命がけです。
陣痛の痛みを生々しく覚えている出産直後だったこともあり、姑の発言にはモヤッとしてしまいました。
騒いで帰って行く姑
初孫ということもあり、姑は孫に関するさまざまなことに気合が入っていました。
「姓名判断をしてあげるから、出生届を出す前に必ず名前を教えて!」
「孫ちゃんの医療保険の見積りを取ってきてあげる!」
など、かなりはしゃいでおり、1時間ほど滞在したあとようやく帰って行きました。
孫の誕生を心から喜んでくれていたので、その点は私も嬉しかったのですが、もう少しねぎらう言葉をかけてくれていたら、こちらの気持ちも違ったのではないかと思います。
娘を産んでから5年経ちますが、いまだに姑の顔を見ると、あの時言われた言葉を思い出してしまいます。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。