筆者の友人Aさんの話です。
義母からの贈り物は、いつも心のこもったものでした。特に絵本のプレゼントは、誕生日やクリスマスごとに毎年届き、最初は「ありがたいなあ」と素直に喜んでいたそうです。
しかし、そんな温かいやりとりの中にも、ちょっとした“すれ違い”が積もっていったのです――。
義母からの贈り物は、いつも心のこもったものでした。特に絵本のプレゼントは、誕生日やクリスマスごとに毎年届き、最初は「ありがたいなあ」と素直に喜んでいたそうです。
しかし、そんな温かいやりとりの中にも、ちょっとした“すれ違い”が積もっていったのです――。
毎年届く絵本のプレゼント
Aさんの義母は遠方に住んでいるものの、いつも孫のことを気にかけてくれるやさしい人。誕生日やクリスマスには、必ず絵本を送ってくれていました。
「可愛いがってくれてありがたいな」
最初のうちは、そんな思いで素直に喜んでいたAさん。
ところが、何度かプレゼントを受け取るうちにある違和感が。
「また同じ本…?」モヤモヤが積もっていく
届いた絵本が、すでに家にあるものや以前に義母が送ってくれたのと同じだった、ということが続いたのです。
「せっかく送ってくれるなら違う本がよかったな…」
そんな思いが胸に引っかかりながらも、義母の厚意を思えば文句は言えない。Aさんは複雑な気持ちを飲み込んでいました。
しかし、その“モヤモヤ”は徐々に蓄積していきます。