「いいパパ」と慕われる素敵な夫。ですが、その評価が独りよがりなものだったとしたら……。筆者の知人Aさんは中学生の娘を育てる母。夫は自分がいいパパだと思い込んでいる迷惑なタイプ。いつも強引な家族サービスをしてきて、Aさんと娘を困惑させ自分だけが満足しています。夫の強引さに我慢できなくなった娘が放った一言とはどのようなものだったのでしょうか。
「俺はいいパパ!」迷惑な夫
Aさんは中学生の娘を育てる母。娘との仲は良好だったAさんですが、夫との関係に悩んでいました。
夫は子育てには無関心で普段何もしません。そのくせ自己評価は「いいパパ」で、たまに気が向くと強引に家族サービスをしてくるのです。
ずっとほったらかしにされてきた母娘にとって、そんな夫の行動は迷惑でしかありません。しかし、夫の家族サービスを断ると不機嫌になり、無視したり暴言を吐いたりするので母娘は嫌々付き合うしかないのでした。
とことん的外れな夫
普段、まったく娘と関わっていない夫。自分勝手な家族サービスをしては「俺って本当にいいパパだよな〜」とご満悦ですが、娘は父親と過ごす時間が苦痛なようです。
夫はいいパパである俺がすることは、全部娘が喜ぶはずだと考えていました。娘の予定も考えずに急に「遊園地に行くぞ!」と言ったり、ダイエット中なのに高カロリーな海外のお菓子を買ってきたりして自分だけが満足していました。
夫が興味があるのは「いいパパである自分の行動」だけ。その行動によって娘がどんな反応をしているかには興味がないので、2人の距離は広がるばかりでした。
娘、我慢の限界です
ある日、また急に夫が娘をテーマパークに誘いました。娘が「今日は友達と遊ぶ予定があるの」と断ると、「パパと出かけるより大事な用事なんてないだろ! 断れ!」と言ったのです。
結局、娘は友達との予定を断って、家族で出かけることになりました。夫はテーマパークでも自分勝手に行動し、自分だけが笑顔で楽しそうにしています。その後ろを暗い顔で着いていく妻と娘には関心がありません。