子供服のおさがりって、趣味が合えばとてもありがたく、嬉しいですよね。しかし、たくさんいただいたおさがりに喜んでいたら、まさかの展開に頭を抱えることに……? ママ友K子から聞いた話をご紹介します。

おさがりに大喜び

K子は3人目にして、初めて女の子を出産しました。
出産直後、K子の長男の同級生のママ友M美が、「うちの子のおさがりで良ければ着ない?」と連絡をくれました。

以前から、M美の娘さんが着ている服装を好ましく思っていたK子は、とても喜びました。
そして、もらった服は段ボールに7箱ほど。

「こんなにたくさん!?」と恐縮すると、「必要なものだけ選んで、いらなかったら捨ててね」とM美は笑顔で言いました。

大量すぎて恐縮

生後間もなくM美からもらったおさがりを娘に着せ、大量の服をひとつひとつ確認しながら整理しました。

中には落書きされたものや、もう着られそうもないものも入っていましたが、数年間は娘の服を買わずに済みそうです。K子は、お礼にM美へお菓子を贈りました。

「それってうちがあげたやつだよね?」

しばらくして、抱っこ紐の中に納まっていたK子の娘も1歳を過ぎ、外を自分の足で歩きたがるようになっていきます。

M美からのおさがりの洋服も頻繁に着せていました。

K子親子がM美にばったり会うと、そのたびに「あれっ、その服って、うちがあげたやつ?」と言われ、「そうそう、いただいた服だよ、ありがとう」という会話がまるであいさつのように。

しかし正直、あまりにも毎回言われるのが気になり始めたK子。

「似合うね」とか「可愛いね」とか、そういった会話になるわけではなく、M美はただ単に自分があげたものかどうか確認してくるだけなのです。