人との縁は、時間や距離によって、知らないうちに少しずつ変わっていくもの。大切な思い出を持つ相手だからこそ、期待して傷ついてしまうこともありますよね。今回は、そんな心の揺れを感じた出来事を、友人が聞かせてくれました。

友人からの招待状

先日、学生時代に仲良くしていた友人から結婚式の招待状が届きました。
久しぶりに会える喜びに心が躍ったものの、よく見ると式場は日帰りできないくらいの遠方……。
しかも「交通費・宿泊費はご負担いただきます」と、そっけない一文が添えられています。
それでも、大切な友人の晴れの日。なんとか都合をつけて出席しようと決めました。

予想外の反応

ところが、電話で本人にそう伝えると、「あ、そこまで無理して来なくていいよ~!」と、まるで来てもらわなくていいかのような軽い返事。

さらに、「あ、でももし来られなくても、お祝いの気持ちだけは送ってね! こういうのってお互い様でしょ?」と言われ、胸の中に小さな違和感が生まれました。

最初は軽い冗談かな? と思いましたが、電話越しの声は、なんだか本当にあっさりしていて……。
「来なくてもいいからご祝儀だけはちゃんとお願いね」という意味に聞こえてしまったのです。