現代の子育てにおいて考えなければならないことの1つ、それは子どもとネットとの関わり方ではないでしょうか。中学生の娘を育てる筆者の知人Aさんは、娘のスマホやタブレットに使用制限をかけネット対策万全! と思っていたのですが、そう簡単にはいかなかったようなのです。ネット使用を巡る親子のバトルを早速みていきましょう。
ネット対策しっかりやってます!
Aさんは中学生の娘を育てる母です。中学生になると同時にスマホデビューした娘に対し、きっちりと使用制限を設けたAさん。
決まった時間しか使えないようにして、部屋には持ち込まないようにさせていました。娘もそれに素直に従い、特に不満を見せる様子もなかったのでAさんは『我が家のネット対策は万全!』と思い込んでいたのです。
「スマホばかり触って困る」「ネットのやり過ぎで朝起きられなくなった」「最初から制限しておけばよかった……」
周囲のママ友たちが嘆いているのを聞きながら、「うちは安心だ」とAさんは思っていたのでした。
娘の様子がおかしい
夏休み頃から部屋にこもる時間が増えた娘。年頃だから親と過ごすよりも、1人で過ごしたいのだろうとAさんは思っていました。
朝、起きてくる時間も遅くなりましたが、夏休みだし多少はだらけてもいいだろうと構えていたAさん。しかし、夏休みが終わっても娘は朝起きられなくなってしまったのです。
早い時間に「おやすみなさい」と言って自室に向かう娘。部屋で夜更かしをしようにも、寝る時間を忘れるほど夢中になる何かがあるとは思えません。