新しい環境に飛び込む時は、誰でも期待と不安で胸がいっぱいになるものです。特に新入社員の人は、慣れない環境に戸惑いながらも、日々奮闘しているのではないでしょうか? 今回は筆者の知人の体験談をお届けします。

先輩たちの意外な姿

そんな状況の中で、先輩方の意外な一面が見えてきたのです。

たとえば、普段は厳格で近寄りがたかったC先輩は、「お疲れ様! 大変だけど頑張ろうね」と飲み物と菓子パンを差し入れてくれて、本当は優しい人なのだと分かりました。

お調子者でいじられキャラのイメージが強いD先輩は、状況を的確に判断して冷静に指示を出していました。トラブルの最中でも「こんな時こそ俺の出番だ!」と明るさを忘れない姿に、私たち新入社員も励まされました。

距離感が縮まる出来事に

システムは夕方頃に復旧し、通常業務に戻りました。
入社早々大変な出来事でしたが、みんなが一致団結して困難を乗り越える姿や、上司や先輩たちの思いやりに触れ、「この会社に入ってよかった」と心から実感する機会にもなりました。

あとから聞くと、このようなトラブルは数年に1度起こるかどうかという頻度で、かなり珍しいケースだったようです。

新入社員の私たちにはハードでしたが、貴重な経験になったのかもしれません。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。