学生時代からの友人に泣きつかれ、10万円を貸したC美。 しかし、約束の返済日は過ぎ、催促すると音信不通になってしまいました。
のちに知った、衝撃の事実とは――?
のちに知った、衝撃の事実とは――?
「10万円貸してほしい」
ある日のことです。
「今月どうしてもピンチで、家賃が払えないの……」
そう泣きながら話をしてきたのは、学生時代からの友人A子でした。
昔から勉強熱心で真面目なA子が、そんなふうに頼ってくるのは初めてのこと。
「来月には必ず返すから、10万円だけ貸してほしい」
お金の貸し借りには抵抗があるので迷いましたが、やはり困っている友人を見捨てることはできませんでした。
A子とは長い付き合いですし、まさか友人を騙すことはないだろうと思い、彼女の口座に10万円振り込んだのです。
お金を貸したまま、連絡が取れなくなり……
それから1か月後。
A子からの返済はなく、「今、ちょっと厳しくて……もう少し待ってほしい」と申し訳なさそうなメッセージが届きました。
「仕方ないか」と思いながらも、「なるべく早くお願いね」と返したのですが、その後も返済はなく、ついにはこちらからのメッセージにも既読がつかなくなりました。
さすがに不安になって電話をかけると、着信拒否。
驚いてSNSを確認すると、A子のアカウントはすべて削除されていました。
「そんな、まさか……」