ママ友とのお付き合いは、距離感が大切です。あまりにも距離を詰められて困った経験はないでしょうか? 筆者の友人・R美にとって、近所に住むママ友・E子がまさにそんな存在。悪い人ではないけれどちょっと……と思っていたR美でしたが──?

急な体調悪化

ある日、私は朝食後、急に体調が悪化してしまいました。
猛烈な気持ち悪さと腹痛で動けなくなってしまったのです。

そのうち意識も朦朧としてきて、電話をしたいのにスマホを取ることもできず、トイレでうずくまっていました。
すると、ガチャッと玄関を開ける音がして「R美さん(私)、いる?」とE子の声が!

私が返事もできずにいると、いつものようにずかずかと家に入ってきた音がしました。
トイレでうずくまっている私の様子を見て驚いたE子は、すぐに救急車を呼んでくれて、私は無事に病院へ搬送。
夫が駆け付けるまでの間、病院での対応を代わりに行ってくれたのです。

命の恩人

私はE子のずうずうしさがちょっと嫌だなと思っていましたが、今回はE子でなければ助けてもらえなかったと感謝しています。
夫はE子のことを「お前の命の恩人だ!」とべた褒めでした(笑)

それからもE子はアポなしでやってきてはずかずかと家に入ってきますが、私は感謝の気持ちを込めて、E子とママ友付き合いを続けています。

【体験者:30代女性・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。