「ちょっとだけ手伝ってくれない?」そう頼まれると、つい引き受けてしまうこともありますよね。でもその「ちょっと」がいつの間にか当たり前になってしまうこと、ありませんか? 今回は、筆者の知人A子から聞いた身内からの「お願い」に振り回されてしまったお話です。
うちの負担だけ増えていく……親族間のサポート格差にイライラ
A子は3人の子どもを育てるパート主婦です。近所には義実家と義姉夫婦が住んでいました。義両親は義姉の家庭を何かとサポートしていたものの、病気で義父が倒れると態度が一変。義姉は「フルタイムだし共働きだから」とほとんど協力せず、結局A子に介護の負担がのしかかりました。
「義姉のほうが散々実家のお世話になってたのになぜうちばかり?」そんなモヤモヤを抱えながらも、A子は義父の世話に奔走しました。
ところが、そんな状況の中で義姉が「1度だけお願い」と子どもの保育園の送迎を頼んできたのです。困っている様子だったので「今回だけ」と引き受けました。
でも、ここで断れなかったことが、新たな悩みのタネとなってしまったのです。