子どもの結婚は、親にとっても大きな転換期になります。特に同居することになった人は、新しい家族を迎える喜びと同時に、生活の変化への戸惑いもあるものですよね。今回は筆者の知人が姑目線でその苦労を聞かせてくれました。
しかし、A子さんの占い依存はさらにエスカレート!
「この家には悪い気が満ちている」と言い出し、引っ越そうとし始めたのです。
息子もさすがに呆れて「そんな馬鹿な話があるか!」と反論しましたが、A子さんは「占い師の先生は絶対に間違えない!」と泣き叫び、家の中を塩で清め始めました。
家族と向き合ったことで変化が
息子もようやく事の重大さに気づき、A子さんとじっくり話すことにしました。
息子はA子さんに、占いに頼りすぎるあまり日常生活に支障が出ていること、家族が心配していることを伝えました。
最初は反発していたA子さんでしたが、息子の真剣な言葉に心を動かされたのか、少しずつ冷静さを取り戻していったようです。
また、専門病院のカウンセリングにも通うようになりました。
徐々にA子さん自身も、占いに振り回される生活に疲れていたことに気づき、長い時間をかけてようやく依存から抜け出すことができたのでした。
占いが悪いわけではなく、時には占いが人生の指針になることもあるかもしれません。
しかし、A子さんの場合は明らかに度を越えていました。何事もほどほどが1番ですよね。
【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。