結婚当初から姑と同居していたA子。世間体を気にする姑の言動に傷つき、次第に怒りを募らせていきました。そんなA子に、ある日娘がかけた一言とは? その言葉が心を大きく揺さぶることになります。筆者の知人A子が話してくれました。
娘のひと言が私を変えた
ところがある日、娘がふと口にした一言が、私の心に深く突き刺さりました。
「お母さんの気持ちはわかるけど、相手はもう何とも思ってないよ。言ったことすら覚えていないかも。それなのに、お母さんがずっと怒っていたら、人生もったいないよ」
その瞬間、ハッとしました。
娘の言う通り、姑はきっと私にしたことなんて覚えていないでしょう。過去の苦しみに囚われ続けていたのは、ほかでもない私自身だったのです。
そのことに気づいた瞬間、長年抱えてきた思いが急に小さく感じられ、なんだかバカバカしくなってきました。
これからは自分のために生きる
それ以来、私は愚痴を言わなくなりました。
もちろん、姑との嫌な思い出がすべて消えたわけではありません。
でも、それに囚われるのはもうやめようと決めたのです。
「許す」とまではいかなくても、もう振り回されない。
これからは、自分の人生を大切にしたい。
娘のおかげで、私はようやく前を向くことができました。
過去に縛られるよりも、未来を楽しむほうがずっと幸せになれる。
そんなシンプルなことに、ようやく気づけたのです。
【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。