「家族に負担をかけているのではないか」と、悩みながら過ごしている人もいるのではないでしょうか。筆者の知人の史奈さん(仮名)は、娘さんの言葉で救われました。いったい何があったのでしょうか。
娘の言葉に力をもらった
しかし、そんな私の迷いを吹き飛ばしてくれたのは、中学生になった娘のあすか(仮名)でした。
ある日、義母の家を訪ねた時のこと。手作りケーキを用意してくれた義母が、いつものように私へチクリと嫌味を口にしました。すると、横にいたあすかが真っ直ぐな目で言い返したのです。
「おばあちゃんのケーキも大好きだけど、私は一生懸命働いているママもカッコイイと思う。こないだの職業体験でね、お年寄りの人たちがママに『あなたがいてくれて良かった』って笑顔で言ってるのを見て、私、すごく誇らしかったんだよ」
実は先日、あすかは中学校の職業体験の授業で、私の職場に体験しに来ていたのです。
あすかの言葉に、義母は驚いたように絶句し、それ以来、私に嫌味を言うことはなくなりました。
仕事に追われ、義母のように完璧に家事をこなせないことに、どこか負い目を感じていた私。でも、娘は私の「働く姿」そのものを認めてくれていたのです。
もちろん、長年専業主婦として家族を支え続けてきた義母の歩みも、決して簡単に真似できるものではない、立派な生き方です。
専業主婦、共働き。形は違っても、誰かを大切に想う気持ちに優劣はありません。
娘にも、いつか自分の選んだ道を誇れるような、そんな人生を送ってほしいと願っています。
【体験者:40代・介護士、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。