我が子が人様に迷惑をかけてしまったとき、「親としてどのようにふるまうか」はとても重要です。相手の信頼を完全に失うか、逆に得られるかが決まると言っても過言ではないでしょう。今回は私の友人A子さんから聞いた、息子の友だちにママチャリを傷つけられたときにかけられた驚きの言葉をご紹介します。

ママにバッタリ…事実を伝えるとまさかの返事が!?

ママチャリを傷つけられてから数日後、小学校の授業参観があり、たまたまK太くんのママとバッタリ。弁償してもらおうとは考えていなかったものの、話の流れで、自転車のスタンドを使わず乗り捨てるように停めていることやママチャリが傷ついたこともチラリとK太くんママに伝えました。

すると、「まあ~子どもがやることだからね~、男の子だし雑で……わかりますよね?(笑)」とのこと。K太くんママはA子より一回り若い人なのですが、謝罪の一言さえないことに、A子はびっくり。「いやいや、それはあなたが言うことじゃないでしょ! 謝罪は?」と思いながらも、それ以上何も言えませんでした。

人の家ではマナーを守って…

しかし、子どもとはいえ、よその家ではやはりある程度のマナーを守ってほしいと思ったA子。K太くん本人には遊びに来るたびに、「スタンドをちゃんと使って停めてね!」と注意するようにしました。一方、価値観の異なるK太くんママとは必要以上に近づかず、適度な距離を保って接しているのでした。

子育てに対する考え方が異なる人は少なからずいます。子ども同士は仲良くしていても、親同士は無理に仲良くする必要はないのかもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。