筆者の友人A子さんは、そんなトイレでとんでもないトラブルを目撃してしまったようです。
大繁盛の小さなお店
オシャレな洋食屋さんで働く、A子さんのお話です。
お店はワインの種類も豊富で、料理も美味しいと評判だったので、かなり繁盛していました。
しかし、小さいお店のため、お手洗いは男女一つずつしかありません。
ディナーの時間になると、皆お酒が進むからかトイレが近くなるようで、お手洗いに行列ができることもよくありました。
女性が一人、トイレから戻ってこない?
ある日、一人の若い女性客が来店したので、A子さんは席へ案内しました。
それから注文を取りに行こうとしたのですが、女性は早々とトイレへ駆け込んでいったのです。
しばらくして注文を取りに行こうかと席を見るも、まだ戻ってきていない様子。
そのうち戻るだろうと忙しく仕事をしていると、A子さんは別の女性に声をかけられたのですが……。
「この近くにトイレを借りられるところはありますか?」
驚いて店内のトイレを案内しようとしましたが、なんと彼女は「もう15分以上もトイレに並んでいる」と言うではありませんか!
A子さんがトイレを見に行くと、まさかの行列が。
慌ててノックをすると、
「入ってまーす♪」
と能天気な声が聞こえてきました。
そうして出てきた女性を見て、ただただ開いた口が塞がりませんでした。
非常識すぎて、開いた口が塞がりません
お手洗いから出てきた女性客は、入店した時とは全く違う濃いメイクに、髪の毛もグルグル巻きで、ヘアセットも完璧になっていたのです。
それから一杯のワインを頼みましたが、半分以上残してすぐに店を出て行ってしまいました。
明らかに一つしかないトイレを長時間占領して、化粧スペースにするのはいかがなものでしょうか?
ノックもされていたので、待っている人がいたのは知っていたはずです。
メイク直し程度なら理解できますが、どう考えても非常識なお客様に、驚くことしかできませんでした。
まとめ
実は筆者の知り合いも似たような事をしたのですが、当の本人達は「私が使ってるんだから、待ってたらいいじゃない」という、明らかに周りのことを考えない思考でした。
大人として、ある程度の常識は持っていただきたいものですね。
【体験者:30代・飲食業、回答時期:2022年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。