結婚して初めての義実家で、生活リズムの違いに驚かされました。夫が夜型だとは知っていましたが、どこまで気を遣うべきかわからず戸惑った新妻時代の出来事です。
初めて義実家に宿泊
初めて義実家に泊まった日は、慣れない環境で緊張の連続でした。
「いいお嫁さん」と思われたい一心で、食事の準備や後片付けを頑張り、クタクタになった私。
それでも家族団らんに笑顔で参加しました。
しかし、夜が深くなっても誰もお風呂に行かず、さらには「コーヒーを飲もう」という声が。
眠気で限界を感じた私は、
「お先に失礼しますね。おやすみなさい」
と挨拶し、夫の部屋に引き上げました。
いつになったら起きてくるの?
翌朝6時、朝型の私はいつも通り自然に目覚め、夫を起こさないように静かに台所へ向かいました。
慣れない台所で音を立てないように朝食の準備を行いましたが、誰も起きてくる様子はなく、すっかり仕上げ前までできてしまった朝食。
時間を持て余してしまいましたが、テレビを観ようにもテレビのあるリビングは義両親の寝室と続いているため、仕方なく部屋に戻ることに。
新聞を取り込み、隅から隅まで読んで時間をつぶしました。
義両親と夫が起きてきたのは午前10時過ぎ。
「もうすぐお昼だけど!?」と思いながら朝食を用意し、その日も義両親のペースに合わせて過ごしました。
夜もまた遅くまで団らんが続き、翌朝も遅い起床。
慣れない生活リズムに、私の疲労はたまる一方でした。
夫の一言に驚愕
そんな中、義両親が出かけた際に夫から
「どうして先に寝るの? 空気が悪くなったよ? 二人とも何か気に入らなかったのかと心配していた」
と言われ唖然。
「私の家族は朝型で、夜更かしする習慣がないの。夜が遅いと翌朝が辛いんだ」 と説明しました。「お風呂に入るタイミングもわからないから、昨日も今朝も、みんなが起きてこないか気にしながらこっそりシャワーを浴びたくらい」
と付け加えると、夫は驚きつつも
「それは悪かったね。説明しとくよ」と頷きました。
生活リズムの違いは難しい
後日、夫から義両親に事情を話してくれ、ようやく理解を得られた様子。
私も大げさにならない程度に眠いことをアピールするようにしました。
今では「気にせず寝ていいよ」と優しい言葉をかけてもらっていますが、寝る時間くらい自由にさせてほしいというのが本音です。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。