今回は筆者の友人から聞いた、子ども嫌いな義姉のスカッとエピソードをどうぞ。
子ども嫌いな義姉
当時、私は義実家に住んでいる義姉がとにかく苦手で仕方ありませんでした。というのも、大の子ども嫌いで私の2歳の娘にも冷たい態度をとるからです。
義両親はとても優しくて、よく家に招待してくれるのですが、そのたびに娘を貶すような発言ばかりしてくる義姉が気になっていました。
「子どもの笑い声って本当うるさい」
「よだれとか汚いでしょ~」
「家に泊まってもいいけどお漏らしとかしないでね、臭いから」
そのたびに夫や義両親は注意してくれていましたが、反省するそぶりをみせない義姉。
義姉に迷惑がかからないよう最大限気をつけてはいたものの、娘がちょっと言葉を発するだけでムッと嫌な顔をされてしまうのです。
言葉はまだ分からなくても義姉からの悪意を感じるのか、娘も義姉を見るたびにビクッと私の後ろに隠れるようになってしまいました。
お正月
そんななか迎えたお正月、いつものように義両親に呼ばれて義実家に行くと、見知らぬ男性がいました。
どうやら義姉と交際している男性とのこと。
物腰柔らかで優しい彼に義姉はメロメロなのか、普段見たことがない満面の笑みに思わずびっくりしていたのですが……。
不満げな義姉
男性は私の後ろに隠れていた娘に気づいたのか、パッと笑顔に。
「初めまして」
「お名前はなあに?」
「あとで一緒に遊ぼうか」
そうニコニコ話しかける男性に『その子すぐ泣くしうるさいよ』『そんな子に構わなくていいから今から2人で初詣行こう♡』と義姉が不満げに伝えると……。
ありがとう!
「この子の前で言っていい台詞じゃない」
と男性はまさかのブチギレ!
「言葉は分からなくても悪意は伝わるよ」
「俺は子ども大好きだし一緒に遊んであげたいよ、子どももいずれほしい」
「そんな酷いこと言うなんて幻滅した」
そう男性に冷たくされ、義姉は意気消沈。その後男性は落ち込む義姉を無視して、娘とたくさん遊んでくれました。
それからというものの、義姉も男性に言われて少しは反省したのか、娘に対して貶すような発言もしなくなりホッとしています。
【体験者:30代・女性公務員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。