結婚後も子離れ出来ない義母はなかなか厄介な存在だったりします。
これは筆者の友人が、息子溺愛の義母から受けた恐ろしい嫌がらせのエピソードです。

恐怖の年賀状

そんな中、息子が生まれて初めての年越しを迎えました。
年明け、届いた年賀状を確認していると、その中に義母からの信じられない一枚を見つけました。
それは、家族写真付きの年賀状。しかし、そこに写っていたのは、義母と夫と息子の3人だけ。Cさんの姿はどこにもありませんでした。

そこに添えられたメッセージには、まるでCさんが存在しないかのように、こんな一文が印刷されていたのです。

「直人とりくと一緒に居られて私はとても幸せです。今年も3人で思い出をいっぱい作ろうね」

まるで「あなたはこの家族にいらない」と宣告されたような、あまりにも悪意に満ちたメッセージでした。

その一文にゾッとした私は旦那にその年賀状を見せると、さすがの旦那も驚いて「まさかこんな風に思っていたなんて……」と義母と少し距離を置くことを決めてくれました。
義母はこんな年賀状を見られても、夫が自分の味方でいてくれると自信満々に思っていたようで、はじめは「そんなこと言ってない!」「嫁子さんが勘違いしてる!」とパニックで色々言い訳をしていました。

しかし、溺愛している息子・直人に見放されたくない気持ちが勝ったようで、義母は今ではだいぶ大人しくなりました。

Cさんは、夫の「許してやってほしい」という言葉に傷つきながらも、年賀状という決定的な証拠のおかげで、ついに義母の暴走を止められたのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:かたひらむぎ
大手マスメディアに勤務し、結婚を機に退職。現在は2児を育てる専業主婦ライター。家族や友人など、波乱万丈な人生を送る人たちに囲まれ、取材対象に。インタビューを行う中で「事実は小説よりも奇なり」を実感。体験者のリアルな思いを読者に届けるべくltnで活動中。