そろそろOK? 久しぶりの飲み会
Aさんは5才の娘を育てる母親です。小さな頃は体が弱かった娘ですが、最近は丈夫になってきてだいぶ育てやすくなってきたと感じています。
そんなときAさんは職場の飲み会に誘われました。これまでは飲み会があっても娘がいるためすぐに断っていたAさんでしたが、「そろそろ行けるかも」と考え参加してみることにしました。
夫1人に預けるのは不安なので飲み会の日は娘を義実家に預けることにして、Aさんは久しぶりの飲み会に参加することになったのです。
母親は飲み会に行っちゃダメ?
飲み会の日がやってきて、Aさんは娘を義実家に預けに来ました。そこへ仕事を終えた夫もやってきて飲み会に出かけようとするAさんに声をかけます。
夫「本当に飲み会に行くのか? 母親のくせに飲み会に行くなんて非常識だぞ!」
Aさんは夫の言葉に絶句。育児に協力的だと思っていた夫は、母親は飲み会に行ってはいけないという価値観の持ち主だったのです。
Aさんを救った義母の言葉
「あんた父さんそっくりね〜」
絶句しているAさんに声をかけてきたのは義母でした。
「Aちゃんごめんね。私がそう言われるの聞いてたから、この子がこんなこと言うようになっちゃったのね。母親だって飲み会くらい行くわよ。いつまでも古い価値観でいないでアップデートしなきゃダメよ!」
さらに「私がしっかり叱っておくから、Aちゃんは気にせず飲み会に行ってらっしゃい!」と言ってくれて、Aさんは安心して飲み会に出かけることができました。
アップデート完了した夫
その後、飲み会を楽しんだAさん。帰宅すると夫は猛省していました。義母がどれほど我慢していたかを聞かされ、Aさんにはそんな我慢をさせたくないと感じてくれたようです。
「子育ては男女関係なく2人でするもの」という意識を持ったAさん夫婦。これ以降、夫は飲み会に快く送り出してくれるようになったし、子育てにも以前より協力的になったそうです。
母親が縛られている◯◯すべきという鎖はたくさんありますが、本当にそれが正しいのか夫婦でアップデートしていくことが大切だとAさんは感じているそうですよ。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。