A子もその1人。4人の未就学児を育てる忙しいママの彼女が、幼稚園で仲良くなった一人娘を持つM子との関係に違和感を覚えたのをきっかけに、自分の人間関係を見直したそうです。
一体、どんなことがあったのでしょうか。
例えば、M子が幼稚園の他のママたちの悪口を子どもの前で平気で話したり、M子の子どもがA子が用意したおやつを一口ずつ食べて「いらない」と投げ捨てたり。
せっかくみんなで遊んでいる中、M子の子どもが一人だけでゲームに夢中になることもありました。
これらの出来事を目の当たりにするたび、A子は「このままの関係を続けていくのは難しいかも」と感じるように。
同じ小学校に進む可能性を考えると「子どもの交友関係を親の都合で制限するのはよくないかな」という葛藤もありました。
しかし、最終的には「自分の生活や家族の幸せを優先することも大切」と考え、少しずつ会う頻度を減らし、自然に距離を置くことに。
無理のない距離感が生んだ心の余裕
そして迎えた小学校入学後、予想通り親同士の付き合いはほとんどなくなり、子ども同士の関係が中心になりました。
さらに、子どもたちもそれぞれ新しい友だちができ、結果的に遊ぶことはほぼなくなったそう。
A子は「必要以上に気を使わず、程よい距離感を保つことが、相手にとっても自分にとっても良い結果をもたらす」と実感しています。
忙しいママたちの生活には限りがあります。
だからこそ、無理をせず、無駄なストレスを抱えない人間関係を築くことが大切なのかもしれませんね。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。