新婚生活が始まると、「パートナーにもっと喜んでもらいたい」といろいろ張り切るものですよね。
A子もまさにそんな新妻の1人でした。
今回はA子から聞いたお話をご紹介します。
A子もまさにそんな新妻の1人でした。
今回はA子から聞いたお話をご紹介します。
結婚を前に料理教室へ通う日々
結婚前から料理に少し苦手意識があったA子は、結婚後の生活を見据え料理教室に通い始めました。
「夫に美味しい料理を食べてもらいたい」という気持ちがモチベーションだったのです。
夫もまた、「A子の料理が好きだ」と彼女の努力を応援していました。
その言葉を胸に、A子は腕を磨き、新婚生活に向けて準備を整えました。
連日届く姑の絶品料理に揺れる心
結婚後しばらくして、姑が訪問時に手作りのおかずを数品持参。
「良かったら、食べてね」と笑顔で渡してくれました。
煮物、揚げ物、酢の物……。
すべてがプロ並の味付けで、A子は素直に「美味しい!」と喜びました。
すると翌日から、姑の手料理が連日届くように。
煮物だけではなく肉料理まで、毎日冷蔵庫にあふれるほどのおかずが届く日々。
最初は感謝していたA子でしたが、次第に「自分の料理を夫に食べてもらえない」寂しさを感じるようになったのです。
また、姑の料理が絶品すぎるため、自分の努力が霞んでしまうような気持ちになり、どこか落ち着かない日々が続きました。