帯状疱疹で学校を休んだ息子が選んだ、意外な対処法
私には小学校高学年の息子がいます。この日は息子に帯状疱疹ができてしまい、学校をお休みしました。ピリピリとした痛みとかゆみが辛く、見た目にも出てしまったため、息子と相談し欠席を決めました。
朝ごはんを食べ、「少し横になったら?」と言うと、息子は「うん」と生返事。そして息子はゲームをし始めました。
ゲームに熱中する息子、その理由は
私は家事をしながら息子の様子を見ていましたが、一向に横になる気配はなく、ゲームに熱中しています。
ゲームの約束時間を超え、それでも続ける息子。その様子に、「学校休んでゲームばっかりやって!」と叱りました。すると、「ゲームに集中してるとかゆみが紛れるんだよ!」と息子は反論したのです。
そのときの息子は合唱コンクールの指揮を担当しており、朝練夕練と忙しく過ごしていました。医師からは、「指揮者というプレッシャーやストレスが重なって、帯状疱疹が出たのだろう」と言われていました。
寝ていてもかゆく、何をするにもかゆく、とても辛そうだった息子。そんな息子が編み出したのがゲームに熱中し、かゆみを忘れる方法だったのです。
ゲームが救った? 息子のかゆみ対策
「集中しているとかゆみを忘れることができる」と聞いて、私は改めて息子の辛さを理解しました。そしてその日は、息子にとやかく注意することを止めたのです。
その後、帯状疱疹は落ち着き、学校にも登校することができました。
息子のかゆみ発散方法はゲームに集中すること。結局、ゲーム三昧だったのはその日だけでした。
【体験者:40代・会社員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。