ネットは楽しく便利な物ですが、同時に使い方には気を付ける必要があります。
特に経験の浅い子どもが、おもちゃ気分で扱うのは要注意です!
筆者もまた学生時代、ネットにのめり込み過ぎたが故に、思いがけぬトラブルに巻き込まれてしまいました。今回は、そんな過去の体験談を紹介しますね!

ネットが心の支えに

「は~……。今日も学校、つまらなかったなぁ」
高校時代、学校に馴染めていなかった私は、家に帰るとすぐさま愚痴日記をSNSにアップするのが日課となっていました。
SNS上ならば、誰かしらから反応が来るので、友人がいないという孤独感を埋めるのには打ってつけだったのです。

「ネットならいつでも誰かと繋がれるし、なんかホっとする」
そう感じた当時の私は、暇さえあればSNSにのめり込み、ますますクラスから浮いた存在となっていきました。

今思えば、ある一種の現実逃避だったのでしょう。
部活動は既に幽霊部員であったにも関わらず「全国大会に出たことがあります!」と書き込んだり、今思えば恥ずかしいのオンパレードです。

クラスメイトの嘲笑の理由や如何に

そんなある日、学校に行くと、クラスメイトの男子数名がこちらを見てクスクス笑っていました。
「なんだろう?」と思いながら、いつものようにSNSのマイページを開くと、そこにはこのような書き込みがされているではありませんか。

「部活動の大会で全国大会出場って、嘘ですよね? 嘘はダメですよ~」
これを見た瞬間、私は男子達のクスクス笑いの理由が分かりました。
このSNSアカウントが私だと察した彼らが、このような書き込みをして、私の反応を面白がっていたのでしょう。

ネットに安全地帯は無い

男子達の書き込みに赤面した私は、すぐさまアカウントを削除しました。
それからしばらくネットはやらず、学校も休みがちになりました。今思うと、余程ダメージが大きかったのでしょう。

SNSは好きなことを書き込む場所かもしれませんが、同時にそれは大多数の人に見られており、どのような評価に繋がるかも、また閲覧者によってそれぞれです。
大人になった今となっては、そのような書き込みを行った男子達も幼いとは思いますが、自身にも問題があったと反省しました。
このエピソードを糧に、ネットを利用する際は気を付けたいと常に胸に刻んでいます。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。