便利なフリマアプリ
Aさんは5才と3才の2人の子どもを育てるママ。子育てで忙しい中ですが、不用品の整理とお小遣い稼ぎを兼ねてフリマアプリへの出品をするのがAさんの趣味となっていました。
Aさんが出品するのは主に子どもに関する商品です。もう着られなくなった服や使わなくなった育児グッズなどを出品していました。
自分が使用していたものばかりなので、もちろんダメージのある商品です。だから、商品の説明には必ず中古品でありダメージがあることを明記し、そのことを理解してもらった上で購入してもらうようにしていました。
中古の抱っこ紐を出品
ある日、もう使わなくなった抱っこ紐を出品したAさん。2人の子どもで使用したため、くたびれており汚れもあります。
写真を何枚も撮影し、汚れた部分の写真もアップ。文字でも説明しいつも通り「中古品となりますので、ダメージがあることをご理解いただける方のみ落札をお願いします」と注釈を書いておきました。
格安で出品していたため、すぐに落札された抱っこ紐。今回もすんなり取引は終了するものと思っていたAさんでしたが、この落札者こそがモンスター落札者だったのです。
悪質なモンスター落札者
落札者は抱っこ紐が届くと「こんなに汚れているとは思わなかった」とクレームを入れてきました。汚れに関してきちんと説明してあったAさんは納得がいかず、その落札者のこれまでの評価を見てみました。
すると途中で中止された取引がとても多く、クレームを入れ商品を返品せず取引中止している悪質な落札者であることが判明したのです。
今回のような格安で出品している商品だと、クレームを入れられたときに返品送料をかけて商品を回収するよりも、商品は返さなくてもいいから取引中止にして代金をもらわないという対応をすることが多くあります。
今回の落札者もそれを狙っており、Aさんはまんまとモンスター落札者に遭遇してしまったというわけなのです。
運営に通報! 悪質な取引は許しません
Aさんも面倒だから諦めてしまおうかという気持ちになりましたが、こんな悪質なことは許せないと運営に通報しました。
すると落札者の悪質さが認められ無事に取引は終了。Aさんは売上金を得ることができました。
これまでフリマアプリの取引で嫌な思いをしたことがなかったAさんでしたが、今回の件を通じて変な落札者もいるのだなと怖くなりました。これからも注意しながらフリマアプリを使っていきたいとのことです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。