「私はいやじゃないよ!」
そんなことが続いていたある日、B子が手作りのお菓子を持参して来てくれたのですが、A子は案の定「手作りって気持ち悪い。ねえ○○(私の名前)もそう思うでしょう?」と愚痴に共感を求めてきました。
ハッキリ自分の気持ちを伝えたほうがよいと思い「手作りが気持ち悪いなら食べなければいいでしょ? 私はいやじゃないし、美味しいよ?」と伝えたのですが……。
A子は一気に顔色を変え、機嫌が悪くなってしまいました。
その日を境にA子が私にB子の愚痴を言ってくることはなくなったのですが、それと同時にA子が私を避け始めていることにも気がつきました。
「一旦みんなと会う頻度減らそうと思う。」
A子との一件から数週間後、B子から個人的に連絡が来て「ちょっと言いづらいんだけど、最近A子が○○(私の名前)の文句ばかりで、私を巻き込もうとして面倒なの。申し訳ないんだけど、一旦みんなと会う頻度減らそうと思う。変に勘違いされたくないから○○(私の名前)には先に事情を言っておくね。」と、A子とB子の間で起きている出来事と、距離を置きたいと感じていることを知らされました。
私のことを避け始めるようになったと思ったら、今度はB子に私の愚痴を言っていたようです。私自身もA子との付き合い方に難しさを感じていたので、B子の言うようにしばらく距離を置くことに。
結末
ほとぼりが冷めたころ、気が付けば私とB子は自然に2人で会うようになっていました。
ほかのママ友たちからA子の現在について聞く機会があったのですが、A子はほかのママ友コミュニティでも同じことを繰り返し、ついには孤立してしまっているそうです。A子に悪気はないのかもしれませんが、これを機に人との付き合い方を考え直してくれるといいなと思います。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。