飲み会での出会いから1年間の隠れた交際へ
私には、社内恋愛で付き合っている2つ年上の彼がいました。彼は営業、私は事務をしていたので、あまり社内で顔を合わすことはありません。
彼との出会いは社内の飲み会で、たまたま隣に座ったことでした。私たちが付き合っていることは、本当に仲の良い友だちは知っていましたが、社内では誰も知らなかったと思います。社内恋愛が禁止というわけではありませんが、誰かに冷やかされたりするのも嫌だったので、周りには言いませんでした。
ケンカの増加と、一方的な別れの決意
付き合って1年経ったころ、ふとしたことからケンカをするようになりました。何か大きな原因があったわけではありませんが、段々と私の気持ちは離れていってしまったのです。
あいまいに付き合っているのは良くないと、彼と会って別れ話をしました。でも、そのときの彼は黙っているだけ。彼の気持ちを聞いてみても、「何も言うことないし」の一点張り。私はもう話すことを止め、連絡を取らないようにしました。LINEや電話も無視し、一切の連絡を取りませんでした。
社内電話による執拗なアプローチ!
するとあるときから、社内電話で私宛に彼が電話をかけてくるようになったのです! 私のデスクの電話に直接かけてくるので、出ないわけにもいかず。仕事柄、電話を受けることが多かったので、彼からの電話を拒否することもできません。
彼は「LINEが繋がらないからこっちにかけた。こっちなら出てくれるでしょ」と言います。私のデスクの周りには同僚が座っているし、痴話喧嘩を始めるわけにもいかず。
受けた電話で私は「はい、、、はい、、、」と返事をするのが精一杯。連絡が取れないからと言って社内電話をかけてくるという暴挙に、私は再度、強く別れを突きつけ、その後きっぱりとお別れしました。
連絡が取れず焦っていたのかもしれませんが、社内電話を利用するとは公私混同も甚だしいですよね。彼の執拗な社内電話のおかげで、「私と彼が付き合っていた」という噂が広がってしまったのでした。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。