「郷に入れば郷に従え」という言葉がありますが、転職して間もないころだと、職場の慣習に少し違和感があっても、つい受け入れてしまうことがあるものです。
そんな経験をしたのが、知人のA子。
彼女も、職場でご祝儀の金額を同僚たちと合わせることにしたのですが、結婚式当日、まさかの事実が明らかに──。今回はA子の体験談をお届けします。
そんな経験をしたのが、知人のA子。
彼女も、職場でご祝儀の金額を同僚たちと合わせることにしたのですが、結婚式当日、まさかの事実が明らかに──。今回はA子の体験談をお届けします。
職場の結婚式
転職して1年目のA子は、会社の同僚であるT男の結婚式にフロアのメンバー全員と共に招待されました。
T男はリーダー的存在で、A子にとっても頼りになる先輩。
入社当初から仕事を教えてくれ、彼との会話にはいつも刺激を受けていました。
そんなT男の結婚式に参列することは、A子にとって特別な出来事でした。
フロアの慣習とA子の決断
式の数日前、同僚のB子から
「ご祝儀の金額は、みんなで揃えることになってるの」
という話がありました。
B子はT男の同期で、
「これまで他の同僚の結婚式でもフロアのメンバーで金額は揃えてきた」
と説明され、A子は少し戸惑いながらも、職場の慣習なら従ったほうがいいと考え、B子の提案を受け入れることに。
A子は、ご祝儀の金額が少し相場より低いと感じつつも、B子が言う金額を準備しました。
結婚式当日、A子は他のメンバーと一緒に受付を済ませ、ご祝儀を渡したのですが──。