マラソン大会に向けて自主練の日々
わが子は運動が得意なこともあり、運動会やマラソン大会は本当に一生懸命取り組みます。帰ってきてから自主練をしたり、YouTubeで早く走れる方法を探してみたり。わが子ながら熱心だなぁと感心して見ていました。
2.4キロの挑戦! 子どもたちの懸命な姿
そしてマラソン大会当日。2.4キロという長い距離でしたが、子どもは一生懸命走り切りました。
最後の直線、1位だったわが子は2位の子どもとデッドヒートを繰り広げ、惜しくも2位という結果に終わりました。ゴール直後にわが子は号泣。もう立ち直れないという感じで頭を抱えて2位の場所に座っていました。
そんな子どもに私はかける言葉もなく、「よく頑張ったよ」と心のなかで静かにつぶやきました。
不適切発言に凍りつく会場の空気
すると最後尾のBくんがゴールしました。子どもたちも保護者もみんなが拍手で迎え「最後までよくがんばったね!」「お疲れ様!」と声をかけるなか、Bくんのママは「足なんて速くたってどうってことないのよ。うちの子は勉強があるからよかったー!」と言ったのです。
この日のために一生懸命練習し、悔し涙を流しているわが子はもちろん、Bくんだって頑張って最後まで走り切りました。マラソン大会のために1カ月ほど前から学校全体で練習もしていました。負け惜しみとも皮肉とも取れる、一生懸命走った子どもたちを傷つける発言に、周りの保護者はもちろん、先生も絶句。
よほど悔しかったのかもしれませんが、Bくんママは自分の発言が周りにどう捉えられているかをわかっておらず、その後も「マラソン大会なんてどうかと思うわ」と最後までブツブツ言っていました。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。