マンション1階のロビーを歩いていると、大型犬がこちらに向かってきた
我が家は旦那、幼稚園に通う息子、そして私の3人家族です。これは私たちが暮らすマンションで起こった出来事です。
うちのマンションではペットを飼育することができます。我が家ではペットは飼っていないのですが、家族全員犬が大好き。
道などで散歩中の犬を見て「可愛いねぇ」と話したり、時には飼い主さんの許可を得て撫でさせてもらうことも。
ある日、息子と手を繋いでマンション1階のロビーを歩いていると、大型犬がこちらにトコトコと向かってくるのが見えました。
マンション内には大型犬が飼育できる部屋もあるので、共用部分で大型犬と遭遇することは珍しくないのですが、その日はいつもと様子が違ったのです。
その犬にはリードがついておらず、ロビーで“放し飼い”のような状態になっていたのです。それに気づいた私は「飼い主さんはどこ！？」と周囲を見回しましたが、飼い主らしき人は見当たりません。
「危ないから、息子を抱っこして早くロビーから出よう」と思い、息子を抱き上げようと繋いでいた手を離した瞬間でした。息子が「わんわんと遊ぶ！」と言って、大型犬の方に走り出してしまったのです！
「危ない！」必死に息子を追いかけ、捕まえた
「危ない！」と慌てて息子を追いかける私。犬と息子の距離は数メートルしか離れていませんでしたが、必死に追いかけて手を伸ばした結果、向かってきた犬とぶつかる前に息子を捕まえ抱き上げることに成功。
息子を抱えながら、「ふーっ」と安堵した直後、どこからか飼い主の男性が現れ、「すみません、うちの犬がリードを繋ぐ前に出て行っちゃって」と走ってきました。
悪気はなかったのだと思いますが、「繋がれていない大型犬が子供に向かってくる」というだけで、かなりヒヤッとしたため、飼い主の方には「子供と接触しそうだったので、今後気をつけてください」と注意だけさせてもらいました。
また、今後同じことが起こらないように、その後マンションの管理人にその出来事を話し、注意喚起を依頼。
何もなくてよかったですが、子供は思わぬ行動をとるので、目を離してはいけないと改めて実感した出来事でした。
【体験者：30代・女性パート主婦、回答時期：2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。