スマホの制限を巡るバトル
ある日、Aさんは夜遅くに息子がスマホを使っているのを発見。「夕方に使い切っていたからもう使えないはずなのに……」と思って息子を問いただすと、制限を突破していたことが発覚しました。
あるアプリを入れると制限がかからないバグがあるらしく、それをネットで検索して実行していたとのことでした。息子は動画視聴に夢中になり、制限を突破してまで見たいものがあったため、夜更かしして隠れて見ていたのです。
息子をこのまま放置してしまえばますますスマホにのめり込むと感じたAさんは、スマホにデフォルトで入っていた制限アプリではなく、別の制限アプリをインストールし使い始めました。細かくアプリごとの制限時間も決められるので、息子が夢中になっている動画視聴について制限したのです。
どうして制限するのか理解してもらおう
しかし、しばらくするとその制限も突破されてしまいました。確かに新たにかけた制限によってアプリは使えなくなるのですが、直接URLを入力してブラウザから見れば見れてしまうのです。
どんな制限に関しても検索すれば突破する方法が出てきてしまう現状を見て、これ以上制限をかけても意味がないと感じたAさん。改めて息子と話し合うことにしました。
スマホ依存がもたらす結果や成績にも影響を与えることなどについて、しっかりと話し合ったAさん親子。息子も意地悪で制限されていたわけではないとわかったことで、少し落ち着いてスマホと向き合えるようになりました。
子どもの情報収集力には驚かされてしまいますが、上手にスマホと付き合っていける道を見つけたいものです。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。