優しくて思いありのあるご近所さんばかりだったら問題ないのですが、なかには厄介な隣人に悩まされることも……。
筆者の友人から聞いた、迷惑な隣人をスカッと成敗したお話をどうぞ。
初めての地へ引っ越し
私は夫の転勤を機に半年前、まったく知らない地に引っ越しました。
慣れない環境での生活は大変でしたが、ご近所さんがみんな優しくスーパーの場所や町内会のルールなどをいろいろ教えてくれて。
引っ越してから1か月経つ頃には、心にもゆとりができるようになっていました。
隣人
でも一方で、引っ越してからできた悩みも。
それが、隣人の60代男性K林さんでした。
K林さんは独身ですでに仕事も退職済みということもあってか、かなり毎日暇を持て余している様子。
すると、専業主婦で日中家にいる私を話し相手のターゲットにしたようで、急に家に来ては1時間以上長話をしていくようになったのです……。
悪口にうんざりしていると?
それだけでも迷惑極まりなかったのですが、特にストレスだったのが話の内容。
「あの人、キレイ好きに見えて家の中汚いよ」
「あの人は急いでたのか、この前髪ボサボサで外出していた」
ご近所さんの粗探しをしては、悪口ばかり言っていたのです!
K林さんのお話にうんざりしていたあるとき、婦人会が開かれることに。
優しいご近所さんたちと終始楽しい時間を過ごせましたが、最後に誰からともなく話題に出たのがK林さんのこと。
「人の悪口ばかり言ってる」
「もう仲良くしたくない」
どうやらご近所さんはみんな困っていたようで、ここぞとばかりにK林さんへの不満が爆発したのです!
まさかの展開に!
それから数日後、我が家を訪ねてきたK林さん。
しょぼんとした声で
「今までごめんよ」
と急に謝罪されました。
理由を尋ねると、誰かから婦人会での話を聞いたのだとか!
その数日後、婦人会にも出席していた女性とばったり会い『実は婦人会での話を夫にしたら、夫がK林さんに話しちゃったのよ!』と聞かされました。
どうやらK林さんと旦那さんは幼少期からずっとご近所という腐れ縁があるということもあり、ふざけて話してしまったそう。
少し気の毒な気もしましたが、何はともあれ、K林さんがそれから急に我が家に押しかけてくることもなくなり、ほっとしています。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。