運転が得意な人も苦手な人も「もし事故を起こしてしまったら」と考えると、人様の大切な子どもを安易に車に乗せられないと考える方もいるでしょう。今回は私の友人A子から聞いた、価値観の異なるママ友にアッシー扱いされた話を紹介します。

遠征の送迎を押しつけてくるママ友

A子の小一の息子は、地元のサッカークラブに所属しています。合宿や遠征等も多いため、親のサポートは必須です。

低学年のうちは特に子どもの保護者が遠征場所までの送迎を担当しなければならないのですが、なにかと理由をつけて「うちの子もお願い!」と送迎をA子にお願いしてくるママ友B美がいました。しかもその理由というのが、「美容院に行くから」「実家の母が遊びに来るから」など別日程に調整できそうな理由ばかり……。

親切心から乗せてあげたものの、、、

人様の大切な子どもを乗せているときに事故にあったら大変なので、A子はあまり自分の子ども以外を乗せたくありませんでした。しかし、比較的近場での遠征でB美が「どうしてもお願い!」と言うので、2回ほどB美の息子も一緒に乗せてあげました。

送迎を断ると「めちゃケチだね!」と悪口を言われ、、、

2度も乗せてあげたからなのか、B美は「もう1回! もう1回だけ!」と送迎を頻繁に依頼してくるようになってしまったのです。しかし、やはり何かあったときに責任を取れないため、3度目以降は送迎を断ることにしたA子。

するとB美に、「A子ママってめちゃケチだね! しかも真面目すぎ~」と鼻で笑われてしまったのです。続けて「私だったら乗せてってあげるけどー!」とB美は言っていたのですが、実際のところ乗せていく気などはないことはお見通しでした。

ほかのママたちに声をかけるも、、、

A子に断られたB美はほかのママたちに、子どもを一緒に乗せて行ってほしいと声をかけまくっていたのですが、すべて断られていました。

遠征となると丸1日つぶれてしまうのが嫌なのか分かりませんが、息子の応援より自分のことを優先したり、失礼なことを平気で言ってくるB美とはこれ以上仲良くはなれないと思い、距離を置くことを決めたA子でした。

「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、人にお願いするばかりではいけませんよね。1度相手に送迎してもらったら、今度は自分が送迎するなど、ギブアンドテイクがとても大切だと感じたエピソードでした。そうすれば、B美に対するA子の対応も異なるものになったでしょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。