育児をしていると、自分の育児が正解か不正解か、分からなくなってしまうこともあるでしょう。
それでもやはり、子どもはしっかり親の背中を見て育つようです。
今回は筆者の知人A子さんが体験したお話をご紹介します。
それでもやはり、子どもはしっかり親の背中を見て育つようです。
今回は筆者の知人A子さんが体験したお話をご紹介します。
モラハラ気味な夫
A子さんには小学5年生になる息子がいました。
夫婦仲はあまり良くなく、夫はモラハラ気味。
元々気性が荒い性格ではありましたが、酒に酔うとDVまがいなことをされることもあったのです。
それでも、息子にとってはただ1人の父親なのです。
極力息子の前で喧嘩しないように気を付けていたのですが……。
息子の手助けに本当に助けられた
ある夜、息子が寝付いた後、事件は起きました。
A子さんは酔った夫に突き飛ばされてしまい、手を付いた際に手首を捻挫してしまったのです。
料理をするにもフライパンが持てず、痛みも中々引きません。
そんな時、息子が時々手伝ってくれることになったのです。
元々料理の手伝いは意欲的にしてくれていたので、本当に助かりました。
そうして手首の怪我も治った頃、息子の参観日がありました。
普段仕事の都合で学校行事にあまり参加できない夫でしたが、休みの日だったので一緒に学校へ行くことになったのです。
息子の本音と、将来の夢
参観では将来の夢という作文発表があり、息子の夢を聞いたことがなかったA子さんはドキドキしながら見守っていました。
息子の作文は、「将来の夢は料理人」というタイトルからスタート。
初めて息子の夢を聞けて、それだけで思わず涙が出そうになるほどでした。