家族のために、生命保険に加入している方も多いのではないでしょうか。生命保険は「もしも」のときのお金ですが、まとまったお金に目がくらむ人もいるようです。今回は、弟から保険金をたかられた知人のエピソードをご紹介します。
夫の突然死に呆然とする妻
A子はある日突然、夫を喪いました。
夫は事故に遭ってしまったのです。
呆然として悲しむ間もなかったA子ですが、気力を振り絞って葬儀を取り仕切り、諸々の手続きを行いました。
生前加入していた保険金の請求も行いました。
「もしも」のときのための生命保険でしたが、本当に受け取ることになるとは思っていなかったA子。
「お金なんかあっても……」と落ち込んでいたA子のもとに、弟から連絡がありました。
弟からの信じられない言葉
弟はお悔やみの言葉もそこそこに、A子にお金を貸してほしいと頼んできたのです。
「姉ちゃんは仕事をしているし、子どももいないだろう?
姉ちゃんは生活に困らないだろうけど、自分たちは子どもが2人いてお金がかかるんだよ。
将来ちゃんと返すから、お金を貸してほしいんだ」
弟の自分勝手な言葉に傷ついたA子。
そのお金は夫がA子のために遺してくれた大切なものです。
彼女はキッパリとそのお願いを断りました。