親子はさまざまな理由でぶつかることがあります。親にとって子どもは何歳になっても子ども。心配は尽きませんよね。これは筆者の友人・T代のお話。息子の進路に悩むT代が恩師からもらった一言とはどんな言葉だったのでしょうか?

進学先の変更

私の息子は大学進学時に急に進学先を変えてしまいました。
大学附属の高校に行っていた息子は、今までは附属の大学に進学すると言っていたのに、専門学校へ行きたいと言い出したのです。

私の住んでいるところは地方で、息子の志望校は東京。
理由を聞いてもハッキリとは言わず、学校の先生には「親と相談して決めた」と言っていたらしく、学校の先生も専門学校への進学と思っていました。

急な進学先の変更に夫と息子は大喧嘩!
夫は激怒し「親に相談もしないで決めたのなら、学費は出さない!」と言い出す始末でした。

理由

息子は夫と喧嘩した翌日からアルバイト探し。
自分でお金を貯めて専門学校へ行くと言い出しました。

夫は自分が高卒で、以前から仕事に影響があったと言っていました。
きっと夫なりに「息子には大学を卒業させたい」という思いがあったのでしょう。
なぜ急に進学先を変更したのか、私は息子とじっくり話し合うことにしました。

息子は「附属の大学には自分のやりたいことがない。俺は柔道整復師と鍼灸師のWライセンスを取りたいんだ。」と言ったのです。
確かに、息子の通う附属高校の大学は、農業系の学校でした。
息子の目指す将来とは全く違うことに納得はしましたが、息子と夫の軋轢に私は頭を悩ませていたのです。