筆者の知人Aさんは妊娠したものの流産してしまいました。辛く悲しい経験をしたAさんの気持ちが癒やされたのは、その年のお盆のこと。流産し生まれることのできなかった赤ちゃんが、お盆に帰ってきているように感じられた出来事があり……? Aさんから聞いたエピソードをご覧ください。
待望の第一子を妊娠……だけど悲しい結果に
Aさんは結婚3年目で待望の第一子を妊娠しました。年明けに妊娠が発覚し大喜びしていたAさん夫婦ですが、その後早期流産をしてしまいました。
やっと会えるはずだった赤ちゃんを失ったAさんの悲しみは深く、沈んだ気分で日々を過ごしていたのです。
「早期流産は誰のせいでもない」とわかってはいましたが、前向きな気持ちにはなれずに自分を責め続けてしまっていました。
流産してから初めてのお盆
1月半ばに流産をしたAさん。なかなか前を向くことができないまま8月になり、お盆を迎えました。お盆は故人やご先祖様の魂がこの世に帰ってくるとされている期間。
「もしかしたら、あの子の魂も戻ってくるのかも……」
Aさんはそんな思いを抱きながら、お盆の準備をしていました。夫の実家でお盆を過ごしたため、ゆっくりもしていられず忙しくしていたAさん。そんなAさんに不思議な体験が訪れるのです。